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【初心者必見】明日から居酒屋で語れるメタバース(metaverse)!|メタバースゆるく解説!

街の声
ニュースやSNS界隈でもメタバースは新しい世界って言っているけど
結局「メタバース(metaverse)」って何?みんなが使えるものなの?

最近はニュースでも情報は早いですし、
SNSなどで興味のあることは個別でピックアップもできるので、
意外に「メタバース」について「何となーく、知っている。」
という方は多いのではないでしょうか?

よこやま
実際、私もそんな一人でした!
2021年10月28日に、Facebookも社名がMeta(メタ)に変更になり、Instagramも立ち上がりのロゴがMetaになったことから
気になり始め、色々と調べ2022年の今に至ります。

出典:Meta(Facebook)


Facebookですら「メタバース」にフルコミットしたのはつい最近。

まだまだ始まったばかりのテクノロジーですので、
知らない人や、聞いたことのない事例が多くて「当たり前」なのです。

本記事では「メタバース」の起源から、期待されることまでをポイントを絞ってご紹介しています。

少しでも皆様が「メタバース」を知るきっかけになれば幸いです。

「メタバース(metaverse)ってなに!?」

まず、「メタバース(metaverse)」とは造語です。

英語のメタ(Meta)とユニバース(universe)を組み合わせた言葉。
ちなみにメタは「超越した」という意味、ユニバースは「宇宙」という意味です。
「超越した空間」や「仮想空間」を表現する際に「メタバース」として使われます。

メタバースの起源

実は「メタバース」という言葉が生まれたのは1992年。
アメリカのSF作家Neal Stephenson(ニール・スティーヴンスン)によって発表されたSF小説、「スノウ・クラッシュ(Snow Crash)」に登場したのが最初です!

出典:amazon.co.jp

街の声
:技術が先行して名前ができたんじゃなくて、
フィクションから飛び出して実在するなんて、夢のような出来事だね。

また、アバター(avatar)と言う言葉も、
この「スノウ・クラッシュ」から生まれているんです。

メタバースは一人称の視点で、仮想空間を体験できる世界です。
様々な擬態で自分を表現して、活動するために登場したのがアバターの存在です。

街の声
:「アバター」は映画のタイトルにもなって、
知ってる人も多いんじゃないかな?
あれも現実世界と仮想現実を繋ぐストーリーだったね。

この様な仮想空間をモチーフにしたストーリーは
スノウクラッシュよりもっと昔から考えられていて、
実は1981年にアメリカの数学者でもあり、計算機科学者、そして作家でもある
Veruor Vinge(ヴァーナー・ヴィンジ)氏によるSF小説
「マイクロチップの魔術師(True Names 原題)」にメタバースの雛形になる
コンセプトを打ち出した描写があります。

出典:amazon.co.up

この小説をざっくりご説明すると、仮想空間と現実世界がリンクしていて
仮想空間をコントロールすることで、現実世界にも影響するという内容の様です。

街の声
まだ家庭用PCとインターネットが普及していなかった80年代に
仮想空間を描写した小説は時代を大きく先行していたんだね。

特に「スノウ・クラッシュ」は「メタバース」と言うコンセプトと
言葉を広めただけではなく、仮想空間における自己表現の方法「アバター」も多くの人に認知させました。

よこやま
ちなみにアバターという語源は
「ヒンドゥー教」からきています。
神の化身を意味するサンスクリット語
「アヴァターラ」から派生したと言われてます。

この「スノウ・クラッシュ」はIT時代の最先端を行く
シリコンバレーのエンジニアや起業家にとって
仮想空間のバイブルと言ってもいいくらい、発想のお手本にされています。

では次に現在のメタバースについてご紹介します!

利用可能なメタバースの始まり

1番最初のメタバースは「セカンドライフ(Second Life)」というゲームです。


出典:LindenLab

2003年にLinden Lab社によってアメリカで誕生しました。

内容はざっくりいうと、「生活シミュレーション」みたいな感じです。
広大に設定された3D空間を自由に行き来でき、国籍関係なく、全く知らない人(アバター)とコミュニケーションができます。

またセカンドライフ内で流通している、「リンデンドル」という
仮想通貨を利用して、他のユーザーと金銭的な取引もできます。
この「リンデンドル」は画期的で、現実世界のお金に換金できるのです。

さらに「セカンドライフ」では、仮想空間上の土地の売買や建物、オブジェクトを作って販売したり、レンタルしたり現実世界で行う経営も仮想空間内でできます。

街の声
仮想空間内で作った、建物の賃貸契約とかもあったみたい。

物新しさと、自由な環境からクリエーターが多く参加し始め、
作った作品を扱うお店や、音楽イベントを行うクラブなどを運営する人々が参加し始めました。

また大量の土地を、セカンドライフ内で購入し、分譲住宅を建設。
最終的にはセカンドライフを通して、100万ドルを超える資産を築き上げたユーザーも存在します。

このセカンドライフで起きた仮想空間上での出来事は、
ビジネス雑誌やニュースでも取り上げられて2006年にはセカンドライフがアメリカで流行り出し、
数十万人だったユーザーが500万人程まで増え、さらに翌年の2007年には日本版もリリース。
日本においても認知されて、全世界で1,000万人程のユーザーをかかえるゲームになりました。

街の声
ネットワークやパソコンの普及がまだそれ程でもない時に、
全世界に1000万人のユーザーを抱えるのはすごいことだね。

セカンドライフの爆発的な伸びを見て
メタバースに注目する企業も増え日本だと、ブックオフや mixi、野村證券、三越、
ソフトバンク、TOYOTAなどが参加。

メタバースは大きく成りつつありましたが、
2009年に激しいユーザー離れを起こし、一気に廃れました。

廃れてしまった原因として、システム自体の情報量も多く、
ちょっとだけ高性能なパソコンが必要だったり技術的なインフラが追いつかずユーザー体験がマンネリ化。

また多くの人が交流する中で、詐欺行為など犯罪に使われることもあり安全性も低下しました。
それをメディアが報じることで、プレイヤー人数も低下していきます。

もう1つは、一時期参加者が激増たため、仮想空間で使う通貨「リンデンドル」が激増。

インフレ状態になりバブルが弾けて儲からなくなりました。
また、セカンドライフでのギャンブル規制ができたり、
他にも様々なルールが整備され、稼ぐために参入したユーザーが続々と離脱して2009年には1番最初のメタバースブームは影を潜めます

しかし約6年の短いブームですが、確実にメタバースのルールと

テクノロジーの種撒きをしたのが「セカンドライフ」の功績と言えるでしょう。

2022年現在も、セカンドライフのメタバースは存在します。

安全性を高めるためにID認証を導入したり、18禁区域など
アクセスする区域を制限したり、ルールの整備が進み比較的安全な空間がそこにはあります。

全盛期に比べれば、ユーザー数は少ないですが
アバターも進化し、自由度が高まったゲーム性はリリース当初から
熱心にプレイするユーザーにもウケて、衰退というよりゲーム本来の楽しさが戻った感じになりました。

街の声
17年も存在する仮想空間ってなんか感慨深いわね

この後コロナ禍、2020年に世界的なパンデミックが発生し
仮想空間を取り扱ったゲームは再び注目を集めています。


出典:Nintendo

「あつまれどうぶつの森」や「フォートナイト」
「ROBLOX」など全世界を巻き込んだオンラインゲームが様々存在します。

ここでは詳しく説明しきれないので、ゲームについてはまた別の記事でご紹介します!

街の声
ここで気になることが1つ。
存在する仮想空間は一つで、その中に色々なゲームが存在するのかな?

結論からお伝えすると、仮想空間は一つではありません。
ゲームごとにそれぞれの仮想空間があり、つながってはいないのです。

例えば、「あつ森」のキャラで「ファイナルファンタジー14」はプレイできない、そんな感じです。

メタバースの概念

現在メタバースには下記、2つの概念があります。

①クローズドメタバース

「管理者」がいるという解釈、中央集権型のメタバースです。

大きな会社、もしくは複数の団体が協賛しあって一つの世界を作り
コミュニケーションや経済圏の権利を持っている状態です。

管理する会社、団体のルールに従いその空間で活動するため
何かあった時に、「管理者」からアカウントを消されたりして
自分の積み上げたものが一気になくなる可能性もあります。

フィクションの映画で良く例えられるのは「俺はガンダムで行く!」のワンフレーズがバズった
「レディ・プレイヤー1」の世界はクローズドメタバースです。


出典:WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.

Meta(旧フェイスブック)などの大企業が主導で作るメタバースは、
クローズドメタバースになると予想されています。

日本でも最近では、渋谷区や大阪府がメタバース空間を提供していますが、KDDIが管理しておりクローズド型のメタバースです。

②オープンメタバース

一方でオープンメタバースは、「管理者がいない」非中央集権型の本当に自由な空間です。
何故、管理者がいない空間が存在するかという秘密は「ブロックチェーン」です。
ざっくりいうと、インターネットにつながっている「世界中のパソコン」で存在を維持しているという、果てしない技術。
※ここでブロックチェーンは解説しきれないので、別の記事で解説致します!

これもフィクションの作品で良く例えられるのは「竜とそばかす姫」の世界です。


出典:スタジオ地図

物語では、自警団的な存在はありますが、それらを評価するのは一つの会社や団体だけではなく、メタバースに参加している一人ひとりがそれぞれの存在を評価し、世界を維持しています。

メタバースやNFT、暗号資産などWeb3.0の世界では、より自由で
個人が尊重される「オープンメタバース」を理想とする考えが多いのも事実です。

理由は自由主義であり、一人の人間が世界を変えるほどの
パワーを持つことができるのがWeb3.0の仕組みだからです。

メタバースとは若干離れますが、Web3.0の影響力がわかる事例では
日本の小学生が書いたNFTが海外で評価され、
数100万円で売買されるという奇跡も起こったり、
内戦など有事の際に、国や会社など組織を通さず暗号資産でダイレクトに支援、寄付出来たりと個人の影響力が世の中を動かす力になります。

街の声
Web3.0ってすごいのね!
ちなみに自由度が高いオープンメタバースが発展しないのはなんで?
オープンメタバースは発展しない理由は2つ

1つ目はメタバースの最大のメリットである「自由主義」が足枷になっています。
統治統制がとれていない世界は、無法地帯になる可能性が多く、コントロールが非常に難しいことです。

しかしブロックチェーンは匿名で、存在を隠すことは不可能です。
ブロックチェーン上での活動は、全て記名され存在を消すことはできません。
このような技術をうまく使えば、悪いことは基本できないようになるかもですが、使うユーザーのモラルに託される部分が大きいでしょう。

2つ目は技術的にまだ難しいという点。
すごい機能のパソコンでもメタバース空間を自在にクリエイトしたり、
ユーザー体験がいいものが、まだ実現できていません。
新しい仕組みを使ったチャレンジがしにくい世界でもあります。

これに関しては日々進化していますので、
数年後にはハードウェアも進化し、メタバースは当たり前になるでしょう。

メタバースはどうやって使う?

街の声
じゃあ現在体験できるメタバースはどんなのがあるの?

1番身近にメタバースを体感できるのは「cluster(クラスター)」です。

他にも手軽で楽しめるものはありますが、
スマホで簡単にできる点が人気です。
また無料でアプリもダウンロードできて、アプリ内でも金銭的要求はないので未成年でも安心です。

チャットで会話するだけでなく、メタバース空間でライブを行ったりイベントを行ったりできるので、初心者にもとっつきやすい内容かと思います。

もう一つは「VR chat」です。

このゲームはVRヘッドセットにも対応していて、より没入感があり人気があります。
VRヘッドセットがなくても楽しめますが、ハードウェアによって楽しみ方が変わるゲームの世界です。

まとめ「これからのメタバースは?」

今回はメタバースについて、ざっくりと解説致しました。
メタバースとは仮想空間の事で、大きく分けて2つ存在します。
それは、現在主流となっている「クローズドメタバース」と「オープンメタバース」。

クローズドメタバースは中央集権型で一つの会社、
または組織が管理して仮想空間を「貸している」状態。
一方「オープンメタバース」は非中央集権型で、管理者はおらず個々の責任のもと成り立っている世界です。

どちらの技術もまだ発展中で、今後は話題のNFTが組み込まれたりユーザーの使いやすさの敷居も下がって、スマホ同様に日本にも浸透するでしょう。

それに伴い、アバターや仮想空間を作るアーティストや、コミュニティをマネジメントするスキルを持った人がビジネスとして成功するビジョンもあるかも知れません。

実際に 「メタジョブ」といって、仮想空間でアバターを使って
接客するバイト募集とかも存在します。

仮想空間で働いたりする現実があるので、今後の発展には目が離せませんね。

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副業Webライター|2021年10月末から副業開始|本業はジュエリー会社営業| 副業は月2万〜3万安定収入|サラリーマンもクライアントワークと考える人| 本業のスキル×webライター経験に基づく役立つ情報を発信中|時代を革新させるweb3.0に期待する記事も執筆します|

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